商品説明

■仙禽 鶴鳴（かくめい） 麗（うらら） 720ml
「鶴鳴 麗」は、仙禽が掲げる「江戸返り」コンセプトのもと2025年に登場した鶴鳴シリーズの上位クラスの商品です。栃木県さくら市の自社田・契約田「ドメーヌさくら」で育てた酒米を用い、とりわけ有機・無農薬で栽培した「亀の尾」と、減農薬の山田錦を原料としています。使用する亀の尾は、古い種籾から数年かけて増やした仙禽独自の復活栽培米で、現在一般に流通している亀の尾とは系統が異なるものです。
造りは、生酛純米・無濾過原酒・火入れ。江戸時代の酒造技法を参考に、多麹米と五段仕込みを取り入れた設計となっており、時間と手間をかけた仕込みによって、繊細さと奥行きのある複雑な味わいが特徴とされています。生酛由来のしっかりとした酸と、米の力を感じさせる厚みのある味わいが、長い余韻へとつながる一本です。

せんきんとは

文化3年（1806年）創業、栃木県さくら市の蔵元です。「せんきん」では、酒づくりの基本を「米と水」と考え、蔵のある地域で育てた酒米を中心に使っています。「ドメーヌさくら」と呼ぶ取り組みでは、仕込み水と同じ水脈にある圃場に限定して山田錦や亀の尾などを栽培しています。
酒米「亀の尾」は、日本の良質米のルーツとされる品種であり、仙禽では古い系統をつないだ“原原種”の管理に取り組み、有機・無農薬での栽培を継続しています。
現在の「せんきん」が掲げる「江戸返り」とは、江戸時代に確立された酒造技法や思想をあらためて見つめ直し、原料や水系、土壌といった環境条件の再検証を通じて、酒造りの原点を現代に引き寄せようとする姿勢です。

スペック（R6BY／参考）
原料米：ドメーヌさくら産 亀の尾・山田錦
造り：生酛純米・無濾過原酒・火入れ
アルコール度数：15％
精米歩合：非公開
容量：720ml（木箱入り）
価格：6000円（税込）